2001年度 東大駒場原子核理論セミナー

於 駒場3号館1階116号室


深非弾性散乱データを用いた原子核内パートン分布の決定

原子核構造関数F_2^Aの測定により、原子核内のパートン分布が核子内の パートン分布とは異なっていることが明らかになっている。その違いが 起こる機構については様々な模型が提唱されており、すでにそれらの 模型を用いた原子核パートン分布の研究や、さらに模型を用いずに実験 データから原子核内パートン分布を決定する試みがなされている。しかし、 一般に核子内パートン分布の決定で用いられるような\chi^2解析による 研究は今まで存在しなかった。そこで我々は最初の試みとして、F_2^Aの データを用いた\chi^2解析により原子核内パートン分布の決定を行った。 今回のセミナーではその方法や結果について議論する。

最終更新日:2001年4月23日
連絡先:大西一聡 < konishi@nt1.c.u-tokyo.ac.jp >
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